ここまで説明した内容をまとめて振り返ります。
毒をもって毒を制す
2026.06.09
僕は世界中のいろいろなところに行くんですが、日本の彫り師は本当に世界で最高だと僕は思っています。その彫り師たちのおかげで、僕たちは体というキャンバスに彫り物を彫ってもらえるんです。彫り師に拍手を送りましょう。まあ、僕は牧師なんですけど、牧師でもタトゥーをしているわけですね。そういう意味では今日は、「毒をもって毒を制す」というテーマでお話しします。
本日のメッセージ
1
娑婆の「毒」と人間の罪
2
毒から薬へ変えられた人々
3
心に刻む「本物のタトゥー」
© The Arthur Hollands Show
1
本日は大きく分けて3つのテーマでお話しします。まず、私たちが生きる社会にある「毒」について。次に、その毒に染まった人間がどのように変えられていくのか、ミッション・バラバの仲間たちの話をします。最後に、私たちが本当に心に刻むべきものについてお話ししたいと思います。
娑婆の「毒」と人間の罪
© The Arthur Hollands Show
2
それではまず、私たちが生きる浮世、娑婆の匂いについて考えてみましょう。
毒と薬の表裏一体
命を奪う「毒」
トリカブトの葉
がん細胞を破壊する作用
娑婆の悪臭・邪気
自己本位な生き方
病を癒す「薬」
トリカブトの球根(漢方)
がんを克服する抗がん剤
人の弱さに寄り添う力
毒を抱えた人への共感
© The Arthur Hollands Show
3
夏目漱石は、浮世の匂いが毛穴に染み込むと語っています。娑婆に住んでいると、悪い影響を受けやすい。ですが、毒も少し変われば薬になります。トリカブトは葉っぱは毒ですが、球根は病気を治す薬になります。抗がん剤も、ある意味では毒ですが、がんを克服するために使われます。人間も同じです。みんな毒を持っていますが、それが経験となって、同じように毒を抱えた人たちに寄り添う力になるんです。
魂のドクターからの招き
わたしは正しい善人を招くために来たのではありません。善から逸れて悪の世界に染まっている者たちを招くために来たのです。
— 魂のロッカー(イエス・キリスト)
© The Arthur Hollands Show
4
聖書の中で、魂のドクターであるイエスはこう言っています。「わたしは正しい善人を招くために来たのではありません。悪の世界に染まっている者たちを招くために来たのです」と。浄土真宗でも「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と言いますよね。善なる方が、悪の中で溺れている私たちのために、毒の世界に来てくれたんです。
毒から薬へ変えられた人々
© The Arthur Hollands Show
5
では、実際に深い闇の世界にいた人間が、どう変わっていったのか。私の周りに集まってきたアウトローたちの話をしましょう。
ミッション・バラバの軌跡
過去
極道・闇の世界での生活
転機
魂のロッカーとの出会
変革
ミッション・バラバ結成
現在
困っている人を救う牧師へ
© The Arthur Hollands Show
6
私が十字架を担いで日本列島を歩いていると、ヤクザのような人たちが集まってきました。覚醒剤中毒だった者、指がない者。そんな、深く悪いことをしていた者たちが、イエスに出会って心を変えられました。「ミッション・バラバ」と名乗り、かつて闇の世界で生きていたエネルギーを、今度は人を救うために使うようになったんです。悪いことを忠実にやっていた人が、良いことを忠実にやる人に変わったんです。
復讐から赦しへ
大日本正義団・吉田長老の歩み
兄の死
組織間の抗争による兄の死
復讐の誓い
兄の骨を噛み襲撃を実行
服役と絶望
仲間の死と独房での生活
妻の祈り
女遊びが絶えない夫への祈り
回心と導き
悪の世界を知るから救える命
© The Arthur Hollands Show
7
大日本正義団の初代組長だった吉田さんの弟の話です。兄が殺され、復讐を誓って襲撃事件を起こしました。その後、仲間は死に、彼は服役します。しかし、奥さんの必死の祈りがあり、彼もまたイエスに出会って変えられました。今では彼も牧師です。悪の世界を知り尽くしているからこそ、そんじょそこらの牧師よりも、ヤクザや薬物依存で苦しむ人たちを深く導くことができるんです。まさに毒をもって毒を制しているのです。
心に刻む「本物のタトゥー」
© The Arthur Hollands Show
8
最後に、タトゥーについて、少し深い話をさせてください。
肉体のタトゥーと心のタトゥー
キャンバスとしての肉体
彫り師の作品を背負う広告塔
粋の高みを目指す美学
死とともに火葬場で焼かれる
野暮な自分との葛藤
永遠の愛の印
魂のロッカーが心に刻む愛
創造主と一つになりたい願望
死んでも生きる永遠のいのち
野暮な自分に降りてくる愛情
© The Arthur Hollands Show
9
人間はみんな粋になりたくてタトゥーを入れますが、心には野暮な自分がいて葛藤します。そして肉体のタトゥーは、死んだら火葬場で焼かれてなくなってしまいます。雅歌という聖書の言葉に「私をあなたの心に印として刻みつけてください」とあります。タトゥーのように刻んでほしいと。俺たちのために命を捨ててくれた方が、俺の心に愛を刻んでくれている。これこそが本物のタトゥーだと僕は思っています。
内側から輝く光
人の体はステンドグラスのようなもの
教会のタトゥー
美しいステンドグラス
内なる良心
神から出た光
外への輝き
真の美しさを現す
© The Arthur Hollands Show
10
人の体は教会のステンドグラスのようなものです。ステンドグラス、つまり教会のタトゥーですね。でもそれが本当に輝くのは、夜の帳が下りたとき、内側から光が放たれたときだけです。俺たちの中には良心という光があります。一寸先は闇という人生の中で、その光が内側から灯ったとき、あなたの背中や胸にあるタトゥーが本当に輝くんです。
ここまで説明した内容をまとめて振り返ります。
天使というのは変装してやって来ます。強面に見えても優しい人たちがたくさんいます。今日、外側だけでなく、心の中にも魂のロッカーの愛を刻んでほしいと思います。最後に、タトゥーコンベンションの祝福を祈って終わりにします。ありがとうございました!